2025年5月12日に発表された楽天銀行(5838)の2025年3月期決算は、非常に好調な内容となりました。この記事では、その決算内容と直近の株価動向をわかりやすくまとめます。
楽天銀行の2025年3月期決算ハイライト
項目 | 2025年3月期実績 | 前期比 | 2026年3月期予想 |
---|---|---|---|
経常収益 | 1,845億円 | +33.7% | – |
経常利益 | 715億円 | +47.9% | 912億円(+27.5%) |
純利益 | 508億円 | +47.4% | 643億円(+26.7%) |
- 6期連続で過去最高益を更新
- 2026年3月期も増収増益を予想
好調の背景には、資金運用収益の増加や口座数の拡大があり、ネット銀行としての成長基盤が着実に強化されています。
株価の動きと投資家の評価
日付・指標 | 数値 |
---|---|
2025年5月9日終値 | 5,593円 |
年初来高値 | 6,926円(3月21日) |
年初来安値 | 4,240円(4月7日) |
PER | 28.22倍 |
PBR | 3.74倍 |
配当利回り | 0.00% |
決算発表前後は5,500円台で推移。決算内容が好調だったこともあり、株価は底堅い動きとなっています。
一部では「理論株価1,243円」に対し、実際の株価は5,600円前後と割高水準との指摘もありますが、ネット銀行としての成長性や話題性、業績の力強さを織り込んだ株価水準とも言えます。
今後の展望と注意点
- 2026年3月期も増収増益予想で、成長ストーリーは継続中
- 日銀の追加利上げ時期が後ろ倒しになるなど、金融政策の影響で銀行株全体が一時調整する場面も
- 配当政策や今後の利益成長の持続性、株価の割高感には注意が必要
まとめ
楽天銀行は2025年3月期に大幅な増収増益を達成し、今後も高成長が期待されています。株価は高値圏で推移していますが、業績の力強さが背景にあります。投資判断の際は、業績の持続性や株価指標の水準、金融政策の動向なども総合的にチェックしましょう。
楽天銀行はネット銀行のリーディングカンパニーとして、今後も注目の成長株です。
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