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川崎汽船の最新決算と株価動向を徹底解説

2025年5月7日に発表された川崎汽船(9107)の2025年3月期決算と、直近の株価・配当動向について、最新データをもとに詳しく解説します。


2025年3月期決算サマリー

川崎汽船の2025年3月期連結決算は大幅な増収増益となりました。

項目2025年3月期実績前年同期比
売上高1兆479億円+9.4%
営業利益1,028億円+22.2%
経常利益3,080億円+132.1%
当期純利益3,053億円+199.4%

セグメント別の動向

セグメント売上高(億円)前年比営業利益(億円)前年比特徴
ドライバルク部門3,223+9.8%135+278.4%大型船市況は年初に一時軟化も、輸送需要が堅調に推移
エネルギー資源部門1,019-3.5%49-33.5%LNG船や原油船などは中長期契約で安定稼働も、一過性要因で減益
製品物流部門6,128+11.7%2,943+128.8%自動車船事業は半導体・部品不足の解消で回復基調

2026年3月期 業績見通しと配当

2026年3月期は大幅な減収減益を見込んでいます。

項目2026年3月期予想前年同期比
売上高9,500億円-9.3%
営業利益800億円-22.2%
経常利益1,050億円-65.9%
当期純利益1,000億円-67.3%

配当について

1株あたり配当配当利回り(目安)
2025年3月期100円5.14%
2026年3月期120円6.16%

株価の最新動向

2025年5月7日時点の株価データは以下の通りです。

項目数値
終値1,946円
始値1,945円
高値1,962円
安値1,929円
出来高8,238,300株
時価総額1兆2,438億円
PER(予想)4.44倍
PBR(実績)0.73倍
配当利回り5.14%(増配後6.16%)

増配発表を受けて、夜間取引では一時2,050円台まで上昇する場面もありました。


投資家視点でのポイント

  • 2025年3月期は過去最高益級の好決算。特に製品物流・ドライバルク部門の回復が顕著。
  • 2026年3月期は利益水準が大きく落ち込む見通し。一過性要因の反動や市況の変化に注意。
  • 配当は2期連続増配で高利回りを維持。安定した株主還元姿勢が評価されている。
  • 株価は高配当利回りを背景に底堅いが、今後の業績動向には慎重な見方も必要。

まとめ

川崎汽船は2025年3月期に大幅な増収増益を達成し、株主還元も強化しています。一方、2026年3月期は大幅減益予想と、市況の不透明感が増しています。高配当利回りを武器に投資妙味はありますが、今後の業績トレンドや市況変動には注意が必要です。

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