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丸紅の最新決算と株価動向を徹底解説

2025年5月2日に発表された丸紅株式会社(証券コード:8002)の2025年3月期決算と直近の株価動向を、投資家目線で詳しく解説します。


2025年3月期決算のポイント

増収増益を達成
収益(売上高)は7兆7,902億円と大きく伸長しました。親会社株主に帰属する当期利益は5,030億円と、過去最高水準を更新しています。

セグメント別の動向
主に電力、金属、エネルギー分野で増収。エネルギー事業ではカタールLNG事業終了に伴う為替差益が利益を押し上げました。一方で営業利益は2,723億円となり、販売費や一般管理費の増加が影響しています。

株主還元の強化
年間配当予想を前回の90円から95円に増額修正し、さらに2026年3月期は100円への増配を予定しています。配当利回りは約3.9%と高水準を維持。

自社株買いの拡大
発行済み株式の4.2%にあたる7,000万株・700億円を上限とする自社株買いを決定。従来の上限から大幅に拡大され、株主還元姿勢が鮮明です。


株価の動向と投資指標

直近の株価推移
2025年5月2日、決算発表と自社株買い拡大を受けて、株価は一時2,613円まで上昇し、前日比2%以上の急伸を記録。5月2日終値は2,536円、時価総額は約4.2兆円。年初来高値は2,616.5円(3月19日)、年初来安値は1,878円(4月7日)と、4月以降は上昇基調が続いています。

主な投資指標(2025年5月2日時点)

指標数値
PER(実績)8.37倍
PBR(実績)1.16倍
配当利回り3.94%
ROE(実績)14.19%
自己資本比率39.4%

アナリスト予想と目標株価
アナリストのコンセンサス目標株価は3,002円で、現在値から約18%の上昇余地があります。投資評価も「買い」継続が多く、株主還元強化や業績の底堅さが評価されています。


今後の見通しと注目点

2026年3月期も純利益は5,100億円と堅調な増益を見込んでいます。配当方針は累進配当を掲げており、中長期的な利益成長に合わせて配当も増やしていく方針です。世界経済の動向や資源価格の変動、為替の影響など不確定要素はあるものの、事業ポートフォリオの多様化と財務体質の強化で安定した収益基盤を築いています。


まとめ

丸紅は2025年3月期において増収増益を達成し、株主還元も大幅に強化しています。自社株買いと増配の発表で株価も堅調に推移しており、今後も安定した成長と高い配当利回りが期待できる銘柄です。

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